たまたまな日々・SNSと人の縁
人生はタイミング。
大変なニュースがいろいろと流れる中で個人的な話を書くことを申し訳なく思ってしまったり、いやそんなの申し訳なく思う必要ないよねと思ったり。
先日、安井金比羅宮(京都市東山区)へ行ってきました。
ここは有名な縁切り神社です。
これまで何度か訪れたことはあったのですが、そんなに縁を切りたい人もいなかったので、有名な縁切り石をくぐったことはありませんでした。だけどついに、くぐってきたよ!
さかのぼること数日前、人間関係で「は!おま……、一体なんのつもりだ!」みたいなことが発生し(※詳しくは後述)、ぷんぷん怒ったまま寝て、朝起きてもまだ怒っていました。「どうしよう、まだ(自分が)怒ってる!」と思いながらスマホを眺めていたら、かなり久しぶりな先輩のライターさんから「ちょうど京都に来たのだけど予定がぽっかり空いてしまった」というご連絡が。
予定を聞いてみたら安井金比羅宮にも行くとのことだったので、これは縁を切るべき良きタイミング〜〜!!と思ってご一緒させてもらいました。
形代に縁切り祈願を書いたあと、それを持ってこの石を表からくぐり、裏からももう1回くぐり、そのあとで形代を石に貼り付けるのです。
穴は小さくないので簡単にくぐれるかと思いきや、見た目よりも大変。よいしょ、どっこいしょ、こらせって感じ。このよいしょ感が、縁切りのままならなさを表しているのかもしれません。しかし必死にくぐったら爽快感がありました。
人気スポットなので、いつもこの石には行列ができてるんですよね。その行列の前でかがみ込むで、若干恥ずかしさはある。でもまあお互い様だしねって思いながらくぐるのです。そうして生まれ変わる。もう、ぴかぴか(気持ち的には)!
インターネットができて、SNSも使われるようになって、人の名前で検索すればなんらかの情報がヒットしやすいし、昔よりずっと人と人との縁が切れづらくなったんだろうなあって思います。その人の情報を見たくないと思っていても、目に入ってしまうことあるし。自分にひどいことをした人が大活躍してる姿とか、誰かと楽しそうにしてる様子を見つけてしまったりして、知りたくなかったって思ってしまうことってありますよね。それって人間関係の話でもあるけれど、SNSに振り回されているんだとも思う。