たまたまな日々・7月31日

8月は毎日日記をつけてみようかな、みたいなお話
小川たまか 2023.08.01
誰でも

●毎日日記をつけようと思った

 こんにちは。突然なのですが、今日からこの the letter で日記を始めようと思います。とりあえずの目標は8月の1カ月間、毎日。前日の日記を、お昼の12時に公開します。なので、今日は7月31日の日記。

 なぜ急にこんなことを始めるかといえば、2023年の7月が私にとってちょっとヘビーだったから。特に7月末の友人の訃報はこたえました。

 石川優実さんの先日の the letter にも書いてあるのだけれど、私たちは3人でトークイベントをしたことがあって、その日に食べたり飲んだりしながらたくさんおしゃべりをしたりしました。でもそのおしゃべりの内容を、今はもう全然覚えていなくて、残像っぽい断片的な雰囲気しか覚えていないのが悲しい。

 友人、知人との楽しい時間はなるべく覚えておきたいし、記録できるものなら記録しておきたい。

 人に見せる前提だから、個人情報に触れたり本当の本当の本音を全部書くことはできないけれど、ちょっとでも書いておけば後で思い出す手がかりになるかもしれないし。

 それから、いまだにそれを引きずってるのと思われるかもしれないけれど、2020年6月にツイッターで虚偽のDMCA通報被害にあってアカウントが一時凍結してからずっと、少しずつ自分の表現や発信が奪われていくような感覚があって。

 自分のアウトプットの感覚をなんとか取り戻したいなあという気持ちがあります。あるいは、カッコよく言ったら新しい発信の模索、みたいな。みたいな!

 そういうわけなので、これから1カ月間毎日(毎日!)更新しようと思いますが、よっぽど私のことを好きじゃないとウザいと思いますし、そこそこ好きでもウザいと思いますので、いらんと思ったら遠慮なく解除してね……(泣)。全体公開記事は the letter たまたまな日々のTOPページからも読めます。それではここから、昨日の日記だよ。

●7月31日はどんな日だったか

 朝、近くの喫茶店でモーニングのアボカドサンドセットを食べる(690円)。この前の日もこの喫茶店に行って、入り口付近の席に座った。

 今日は「奥の方が涼しいですよ」と店主のおじさんが案内してくれて行ってみたら、突き当たりだと思っていた壁の向こうにもう一つ広い部屋があって、意外に奥行きのある店だったと知る。

 小さめの噴水さえあって、水の音を聞きながらかなり渋い味のアイスコーヒーを飲んだ。家での仕事の日はコンタクトをしないし、出かけるときもメガネをかけなかったりするから、昨日も今日もこの店の内装をぼんやりとしか把握していない。夢の中の店みたい。夢の中に出てくる建物は、こんなふうに変な間取りをしていることが多いし。

 ◆

 月末だから原稿料の振り込みを確認して、家賃を振り込む。今月は2カ月に1回の水道代も払う。

 10月に海外に行く予定があって、コロナ中に切れてしまったパスポートの申請手続きをしなければいけない。7月に入ってすぐやるはずだったのに、まだ本籍地からの戸籍謄本取り寄せもできてない。7月初旬に美容院に行って、髪の根本が黒くならないうちに証明写真撮るつもりだったのに、もうすでに黒い。どうするんだよう。

 ◆

 Yahoo!ニュース個人の有料記事を更新したら、購読してくれている優しい友人Aさんが優しいメッセをくれた。最近ジャンクしか食べてないと泣き言を言ったら、小川さんそれはセルフネグレクトだよう、コンビニの冷凍うどんでいいから食べてよう…と言われたので、ローソンで買ってきた。

 おいしかった。コンビニうどんに生かされている。うどん画像でAさんに報告。

うどん! ソバじゃない!

うどん! ソバじゃない!

 しかしカラムーチョ(一袋)とシュークリームも同時に食べたことは伏せた。

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 小さいネコのももちゃんは、うちに来た頃よりもずっとにゃあにゃあ言う。大きいネコのアンちゃんはなくよりもジッと見つめてくるタイプ。

鍵しっぽがももちゃん、座ってるのがアンちゃん

鍵しっぽがももちゃん、座ってるのがアンちゃん

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 フェミ編集者のMさんが、『たまたま生まれてフィメール』の感想がアップされてるのを教えてくれた。

 うれしいな。丁寧な紹介、感想ありがとうございます。裁判傍聴の仕組みについて書いたところにも触れてくださって。傍聴に行ったことのない人にも「自分もちょっと行ってみようかな?」と思ってもらえるといいなと思って書いた部分だったので、うれしい。

 そういえば先日、平凡社担当のNさんからも「インスタですごくいいレビューが出てましたよ」って教えてもらった。 the letterにインスタのリンクをうまいこと張る方法がわからないので、アカウント名だけ書くと、book_mark_00 さん、のレビューです。ありがとうございます。

 このあとMさんにLINEで、最近のフェミ的世相をぐだぐだ愚痴る。

 ◆

 うだうだしながら『アイヌからみた北海道一五〇年』(石原真衣編著)を少し読み、Oki Kano さんという方の文章がこれまで読んだことのないような文章ですごい。日本語で書かれていながら日本語じゃないみたい。そのまま寝落ち。

 起きたら日付が変わっていて、150日以上続いていた英会話アプリの連続学習記録を途絶えさせてしまったことに凹む。

 

 2023年7月31日

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