たまたまレビュー#53 『ラヴ上等2』
ここまで2週間
『ラヴ上等2』について実は2週間前に有料のletterを書き始めていたんだけど、ここ1週間ほどでの炎上で法務省がコラボを取り下げるまでの事態になってしまい、それを見るうちに考えていることも変わってきて、書き直すことに。
▼【速報】法務省、「ラヴ上等」とのタイアップ中止(共同通信/8月21日)
恋リアはそもそも賛否があるバラエティだし、『ラヴ上等』シリーズは非行の過去を持つヤンキーとギャルの恋リアなので、それ自体に嫌悪感を持つ人も多いであろうから、そもそもある程度の炎上は想定内だと思う。ただなんか、番組が想定していたのとは別方向から燃えたんじゃないかなあという気もする。
ところで、炎上が始まるちょっと前ぐらいに、信田さよ子さんがXに投稿していた。
▼信田さんの8月16日の長文投稿/気になった方はリンク先に飛んで全文を読んでね

暴力・DV・虐待を受けて育ったひとのたどる分岐点について考える。ヤンキー化とAC自認がどこで岐れるのか。
極限状況を生きるときある種の知性が育つ。意味不明な苦しみの中で正気を保つには思考と言語化が欠かせないからだ。
信田さんは「ハマった」と書いてはいるものの、番組のスタイルを支持しているわけではない。このリアリティ番組から見えてくるヤンキーの社会学について興味深く見ているんだと思う。「暴力・DV・虐待を受けて育ったひと」がどこで「ヤンキー化とAC(アダルトチルドレン)自認」に分岐するのかや、また、彼らが家族への愛に帰着することの「コンサバ(保守的)」な価値観について触れている。
私もこれは、ある意味でわかりやすい物語だなあと思った。観察してしまって申し訳ないけれど、私にとってはいくつも学びがあり、「ラヴ上等1」よりも面白かった。
どう面白かったのかについて、ここから書いていくね。
※最終回までのネタバレが含まれます。
