たまたまな日々・猫の全自動トイレのことなど
梅雨明けて洗濯物がよく乾く。
こんにちは。先日岡山地裁へ傍聴へ行って、今月の遠方取材がそれでだいたい終わったのでここ数日はただ猫の横で転がっていました。ちょっと気を張って働くと2〜3日魂が抜ける。これはもうしゃーない。
岡山地裁での傍聴
岡山地裁の傍聴の記事は↓こちらです。
▼ハチミツに体液混入、元派遣社員の男に執行猶予付き判決 岡山地裁
有料の詳細記事はこちら↓。
▼トナカイさんへ伝える話(175)7月22日岡山地裁、詳細
思うことはそれぞれの記事に書いたのでここでは繰り返さないですが、記者さん結構多く来ていて少なくとも7〜8人はいたはずなのに、それほど記事は出ていないし、あっさりした記事が多い。罪名が軽微(建造物侵入と器物損壊)なので仕方のないことかもしれないのですが、SNSでミソジニーが蔓延していく中で起こった(そしてSNSの有志の人たちが通報したことで事件化された)象徴的な事件だと思うので、もう少し掘り下げて報道されてもいいのではないかなと思いました。あまりにもキモい事件なので新聞に詳細を書けないのもわかる。わかるんだけれども、そうやって差し控えられるから加害者たちに「そんなに大事になってないだろう」と思わせてしまう一面もある。
この件に関しては性犯罪なのに性犯罪の罪名がつかない問題もありますが、私はさらに性犯罪であり女性憎悪犯罪だよなあ……と思っています。フェミサイドに類するもの。被告人は法廷で、被害者の女性たちに対しては好意もなかったし、逆に嫌がらせの感情もなかったと話していました。確かに「女性個人」に対する恨みはなかったんでしょうけど、「女性全体」に対しての恨みはあるやろがい、と思う。しかもその恨みが、自分の中にもともと強くあったというよりも、SNSに触発されて増幅したものなのではないかという印象も受けました。そこまでは語っていないから確かではないけれど、SNS上で指し示されていた恨みの矢印にこの人はノリで乗ったんじゃないかと。
この人に限らないけれど、性犯罪加害者が自分の動機をまったく言語化できない場合が多い事実について、私は残念に思います。だからこそ、安易に「男の性欲」と結びつけられて終了することを憂う。女性に対する偏見の一つに「女性は陰湿だ」というものがありますが、逆に男性の性犯罪は動機が単純だと解釈される傾向があり、その陰湿性や憎悪の感情、あるいはホモソーシャルの中で培われた醜悪なノリが見過ごされていると感じます。
ここでは繰り返さないですがって前置きしたのに結構書いちゃった。
ところで岡山
初めて降り立った岡山。今回はゆっくりできなかったのでまた観光したいな!
岡山地裁から歩いて数分のところにある「スロウな本屋」さんはとっても素敵なお店だったので、岡山に行く用事のある方はぜひ行ってみてね。
猫の全自動トイレの話
ここから猫のトイレ事情の話になるので、食事中の方はご注意ください。