たまたまな日々・4月5日(日)

懲役25年/行政処分までのタイムラグ/10年以上前の性犯罪を起訴/お知らせ/今日のキャッツ
小川たまか 2026.04.05
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 暖かいは正義。

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 お天気でぽかぽか。うちのキャッツが日に当たりながらお昼寝していてかわいい。黒猫のこたつは、ももちゃん(白猫)に比べて、ホッカホカになりやすくってそれもかわいい。黒は熱を集めるからね。

 猫は毛色によって性格が違うと言われていて、白猫は自然の中で敵から目立ちやすいから繊細な個体が多く、黒猫は逆で楽観的で好奇心旺盛なのだそう(諸説あり)。本当かはわからないけれど、うちの場合はピッタリこれに当てはまっているので、猫の毛色性格診断は人間の血液型診断よりは信憑性があるのではないかと思ってます。

 今日は京都府知事選挙(&府議の補欠選挙)なので午前中は選挙に行ってきたよ〜。数日前にはこんなニュース(【お知らせ】京都府知事選の情勢調査で記事内容と異なる誤情報が流れています)が京都新聞で流れていて、ほんと剣呑だわ。

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 さて今日はここから性犯罪ニュースについて3つ書きます。そりゃまたしんどいなあという方は最後の「お知らせ」のところまで飛んでください。

・美容外科医に懲役25年の判決

▼美容外科医が麻酔で無抵抗の女性患者らに性犯罪、9歳児含む21人が被害…「悪質で卑劣な反抗」懲役25年判決(読売新聞/2026年4月4日)

 これ、とんでもない事件なのですが、読売新聞でしか報道されていない。しかも判決当日に記事が出たのではなく、判決後の「わかった」記事。こんな重大な事件が一体なぜ? 傍聴している記者さんはいなかったのか?と思って、Yahoo!のエキスパートコメントでも指摘しました。

 その後、関係者の方から聞いた情報によれば、判決は3月11日だったのだそう。被告人が判決前に弁護人を解任したために判決が何度か伸びたそうで、その影響なのかミスなのか3月11日の期日簿(裁判スケジュールを確認できる帳面)には「判決」ではなく「審理」と書かれていて、このため記者が誰も傍聴していなかったのだそう。記者さんは判決を特に聞きに来ることが多いから。※期日簿は裁判所の入り口で一般傍聴者が当日に確認できるものと、記者のみが確認できる司法記者クラブに置いてあるものがあるが、おそらくどちらにも「審理」と書いてあったのでしょうね。

 こういったいくつかの事情が重なることにより、報道が出ず(あるいは少なく)、結果的に重大事件が見過ごされることもあるんだなという学び。つくづく、人の記憶に残る事件は氷山の一角なのだと思う。

 被告人が控訴しているので高裁はできれば聞きに行きたい。何かわかったらYahoo!に記事を書きます。

・行政処分までのタイムラグ

 これも医師の性犯罪事件。

 先日、歌舞伎町の精神科医が患者に対する不同意性交の容疑で逮捕され、この医師が前科があることがネット上で少し話題になっていたようです。

▼エキスパートトピ記事を書きました

 記事内でピックアップしている現代ビジネスの記事は、精神医療機関での不正に詳しい米田倫康さんが執筆していて、有罪が確定してもそこから医師免許停止・剥奪などの行政処分に至るまでは数年というタイムラグがある問題を指摘しています。有罪決定でたとえ実刑となっても即・医師免許停止とはならないため、問題のある医師が診療を続けることができてしまう。患者はそんなこと夢にも思わず、診療を受けに行く。詳細は記事を。

 制度設計が「医師にそんな悪い人いるわけないじゃん」をデフォルトにしているんじゃないかと思っちゃう。どんな医師でもダメだけど、精神科医っていうのが怖いなと……。

 過去にも精神科医による悪質な事件はあって、このときに米田さんに取材しています。

▼こちらの記事(5年前です)

 ちなみにYahoo!ニュースの「#エキスパートトピ」の記事は、ニュース記事をピックアップして紹介しつつ見解をまとめるフォーマットがあり、「手抜きっぽくないかな」と思ってちょっと苦手だったのですが、書いておくと後々メモとして便利なことがあり、スピーディーに記事を出すには良いかなと最近思い始めました。記事を書くハードルを下げることも大切である。

 この事件についても、また別途記事を出すかも、です。

・10年以上前の性犯罪を起訴

 3月末に広島へ記者会見の取材をしに行ってきました。

▼部活コーチからの性暴力 10年以上前の事件を準強姦で起訴 広島で会見(2025年3月31日)

 被害から長期間が経っている性暴力事件はDNAや映像などの証拠が残っていないと立証が難しい場合が多く、今回のケースはそのどちらもないけれど準強姦で起訴できた、というのが珍しいと思います。児童福祉法違反での逮捕だったこともあり、準強姦での起訴というのは代理人の弁護士さんも意外だったそう。

 教育関係者が在籍していた学校の児童・生徒に加害行為を行った場合、被害者保護の観点から被告人の氏名も伏せられることが多いのですが、今回は会見で被害者さんの代理人さんが実質的にOKを出してました。が、ほとんどの新聞は被告人氏名を報道せず。どうしようか迷ったのですが、NHKが実名報道していたので私も書きました。寄らばNHKの陰。

 インパクトのある裁判でも地方だと埋もれがちなことがある。これもチェックしていきたいと思います。

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