たまたまな日々・最近のニュースから
天気が良いと気持ちがいいな。
昨日、最近見たニュースの感想を書こうと思って書く時間がなかったので。
横浜市教育委員会の傍聴ブロックについて、さらに詳しい記事が出ていますね。
▼裁判の傍聴席が満員「この人たちはどこから来たのか?」違和感から重ねた取材 地裁に通い続け、尾行、質問状、記者会見。粘り強く不祥事を明らかにした2か月半(共同通信=團奏帆/2024年6月3日)
通常、満席になることがないような法廷に、スーツ姿の男女がずらりと並ぶ異様さ。明らかにおかしいと尾行した記者が、並んでいたのは横浜市教育委員会の職員だと確認したと。
横浜市教育委員会は被害者のプライバシー保護のためと説明していますが、いじめにしても性暴力にしても被害者ファーストで考えているようにはちょっと思えない教育委員会がそんな理由で50人も動員するとは私は信じられない。
以下、記事より引用。
「被害児童・生徒の保護目的と言いつつ教員以外から性暴力を受けた場合には傍聴動員をかけていなかった」
「当事者の氏名や、場合によっては犯行場所なども秘匿される公判で、具体的にどのような内容について被害者特定につながる恐れがあったのかという質問には明確に答えず」
おかしいでしょう……。
生活ニュースコモンズさんの記事も。
▼教員による性犯罪裁判、横浜市教委が一般傍聴妨げ 法廷へ職員動員した問題 6月の検証は非公開(生活ニュースコモンズ/2024年5月30日)
記事より引用。
「「(性被害の)加害者側の関係者で傍聴席を埋める行為を、被害児童の人権のためだと説明したことは、法令や人権への認識不足もはなはだしい」。28日に開いた横浜市議会一般質問で市教委の体質や意識をただした大野知意市議(港北区・無所属)は怒りをあらわにした。」
本当ですね。事件の加害者は校長など教員なのだから、教育委員会の職員で埋めたらそれは「加害者側の関係者」ですね。ハッとした。
それからスローニュースからも記事が。
▼「傍聴ブロック」スクープの背景には記者たちの「見えざる連携」があった! 尾行して取材した記者の知られざるエピソード(スローニュース/2024年5月30日)
こちら記事では社を超えて女性記者が連携したことがわかります。シスターフッドじゃん!
世間の注目度は低いかもしれないけれど、記者さんたちの中では注目度の高いニュースなんじゃないのかなと思います。横浜市教育委員会は6月の調査検証を非公開で行うと言っているそうで……。まったくおかしな話ですね。