たまたまな日々・猫と裁判とニュース
久しぶりに日記っぽい日記です。後半にニュースのことも。
※性暴力の裁判やニュースについての記述があります。
7時・猫ごはん
キャッツにごはんをあげる。月曜日に猫病院でもらったキャットフードのサンプルをあげると、ももちゃんもアンちゃんも喜んでパクパク食べる。知ってるの、サンプルはいつでも食いつきがいい。よっしゃーって思って大きい袋を買うと、買った途端に食べにゃい。
でもこの食いつきの良さに期待して、やっぱり今回もポチっとな、してしまう。
自動給餌器を買おうか迷い中です。あと全自動トイレは購入を決めて、今配送を待ってます。これについてはまた後半に。
10時・裁判傍聴
シャワーを浴びて京都地裁へ出かける。以前から傍聴していた裁判の結審の日。この日は被害者のご両親が法廷で意見陳述を行いました。
▼全文無料で読めます。
刑罰が重ければいいというものではないとはいえ、求刑5年というのはあまりに軽いように私は思う。お金を盗む方が罪が重く、性犯罪は法改正で重くなったとはいえ、まだまだ。目に見える被害の方が罪が重くなる。性被害は被害が目に見えづらく、被害者がどういう診断をされたかとか、学校や会社へ行けなくなったとか、目に見える事情に置き換えなければ理解してもらえない。こういうことを書くと「そんなの当たり前じゃないか」と開き直られるのだけど、これがいかに加害者にとって都合が良かったかということは考え直されていいはずだ。
傍聴席は7割ほどの埋まり具合。記者は数人、女性1人で傍聴している人が何人か、学生っぽい3人組の男性も。先日証人尋問で呼ばれた被告人の姉もいた。
12時・お昼ごはん
お昼をどこで食べるか、実は朝から決めてました。京都裁判所から南東方面に歩いて15分ほど、鴨川の近くの「ディシュインたけむら」。京都のお友達に教えてもらって一度行きたいと思っていたお店。
▼ディシュインたけむら
メイン料理とサラダとたくあんのほかに小鉢が3つもついてくる定食が950円。お安い! 豚汁もついてたよ。
この日のランチは「鰹のたたき」「鮭のたいたん」「鱧の天ぷら」で、私は鮭を選んだところ、後から来たお客さんが5人連続で鱧を頼み、あっという間に売り切れていました。鱧は人気なんだな。その次の人は鰹を頼んでいて、鮭を頼んだ人はついぞ見なかった。でも鮭もおいしかったよ!
夜は居酒屋営業していて、教えてくれたお友達によれば某有名女優さんも来たことあるとかないとか。マジか。エリカ様とすれ違いたい。
13時・馬場染工業
この後、南下。四条通のStandard Productsで300円の鏡を買って、今度は西へ。向かったのは黒染め専門店。
▼京の黒染屋 馬場染工業株式会社
夏のワンピースが色褪せてしまったので黒染めをお願いしました。
こちらはおいしい井戸水で有名で、誰でも汲んでいくことができる。自分で水筒を持ってきてもいいんだけど、空のペットボトルの販売もしています。以前、一度汲ませてもらったことがあって「京都の老舗」だから敷居が高いかなあと思っていたら、お姉さんたちが優しくてホッとした。
今回も「お水も汲ませてもらえたら」って伝えたら「どうぞどうぞ。最初にごくごく飲んで体をいっぱいにして、それからペットボトルに入れてくださいね」って言ってくれた(京都弁再現できず)。優しい。
日傘を差しながらてくてく歩いて帰って、合計歩数は1万1,936歩。歩きながら聞いていたのは、都知事選の候補者討論でした。聞きました? いやもう、クロストークでの小池さんのはぐらかしっぷりがすごかったよ! これはちょっとさすがに誰の目にもわかるダメさでは。
▼ほんと「ごにょごにょ」だったよね……。
蓮舫氏「まさか外苑再開発の事業者から都知事はパーティーのチケット購入を受けてませんよね?」
都知事「ごにょごにょ」
石丸氏「今の蓮舫さんの質問はyesかnoかで答えてほしいと恐らく視聴者全員が思ったと思います。もう一度お願いします」
都知事「ごにょごにょ」
しかも小池さんのごにょごにょはここだけではなく、神宮外苑と内苑の違いを問われたときも、保護犬猫殺処分について東京都はゼロじゃないのに他と違う独自ルールでカウントしてゼロにしてるのはなぜって聞かれたときも、ごにょごにょからの、ごにょごにょ。
こんなんで答えましたよ〜、大丈夫ですよ〜みたいに見せかけるの、民をバカにしているよね……。殺処分の独自ルールについて私は知らなかったので、蓮舫さんがシンプルに質問してくれて良かった。
夕方・原稿書き&ニュース
原稿を書きながらお友達とLINEしたりしていて、話題になったニュースが2つ。
▼16歳未満の少女を車で誘拐、自宅で性的暴行 那覇地検、在沖米兵を起訴(沖縄タイムス/2024年6月25日)
12月の事件、3月の起訴がなんで今頃ニュースに……?と思ったら、県議会選挙(6月16日)と慰霊の日(6月23日)が終わってから外務省が沖縄県に伝えた可能性があると……。その前に報道されると、県民の感情が揺れるから。ひどいな……。
少女の年齢が「16歳未満」と曖昧にされているのも気になります。何歳であってもあってはならないのはもちろんだけど、1996年の事件のことを思い出させるような年齢の場合にあえて伏せられるのではないかと勘繰ってしまう。
今日(26日)のニュースによれば、裁判員裁判だそうで、性犯罪が裁判員裁判になるのは「致傷」がつくとき。罪名に記されていないが、これはおそらく被害者がなんらかのけがをした「不同意性交致傷」なのだと思う。
それからこちら。大阪地検の元トップが準強制性交等罪で大阪高検に逮捕された。
▼元検事正の逮捕容疑、内容は「一切言えない」 大阪高検は会見開かず(朝日新聞デジタル/2024年6月25日)
▼「関西検察では神」だった元検事正 定年前の退官「早すぎ」との声も(同)
昨日の時点で内容が明かされておらず、被害者が同僚なのかな……と思っていたら、やはりそうだったようです。ひどいな……。
▼在任中、官舎で酒に酔った部下に性的暴行か 逮捕の大阪地検元検事正(同/6月26日)
性犯罪は不起訴が多いけれど、大阪高検が逮捕→報道ということで、おそらく相当証拠がかたいのだろうし、不起訴にならなさそうな予感。裁判が始まったら傍聴に行きたい。
ああ、ひどい事件ばかり、そしてこれも氷山の一角なんだろうなあと思っていた1日の最後に読んだ記事に少し救いがあった。
▼鈴木えみが性教育を発信する思い。被害者も加害者も生まない社会を #性のギモン(Yahoo!ニュースオリジナル特集/2024年6月25日/取材・文:木村和歌菜/撮影:荒井勇紀)
鈴木えみさんの言葉がどれも深い。クレバーな人なんだな。そしてこういう人気のある人が性教育の発信をしてくれるのは心強いな。インタビュアーの質問にも問題意識が感じられてナイスだと思いました。
「性教育においては、わが子だけが知識を持っていても意味がない。コミュニティーや社会全体に行きわたることで初めて、子どもたちの命が守られる」
↑これ、本当そうですよね。他の勉強は各自が目標を持って頑張ればそれでいいことだけど、性教育はそうじゃない。